まずは、前々回の「株は5%の人しか儲からない」という衝撃的な事実、前回の「私は何者なのか」をご覧頂いたにもかかわらず、当サイトにお付き合い頂き、あつく御礼申し上げます。
それでは、今回以降、「なぜ95%の人は負けるのか」、「勝っている5%にどうすれば入れるのか」を徹底して解説して行きたいと思います。
今回は、第一回目です。
まず考えて頂きたい最大の疑問は、「そもそも、株で勝つために、情報戦で勝つ必要があるのか?」ということです。
具体的に説明します。
株に携わっていますと、最も多く受ける質問は、「どの銘柄を買えば儲かるの?」というものです。
この質問の背景には、「適切な情報をつかめれば、その銘柄は上がるはずである」という「思想」「前提」があります。
しかし、それは、全ての人に通用するのでしょうか?
・これだけ多くの証券会社が、多くのプロのアナリストを雇い
・ネットやスマホの発達で、世界中の情報を世界中で入手できるようになり
・twitterやブルームバーグに情報が出たその瞬間に、その情報を吟味する間もなく、AIで株を売買する人たちがいる
という時代です。
それなのに、「情報を入手し、見て、考え、売買する」。
これで果たして、「勝っている5%」に入れるのでしょうか?
おそらくですが、多くの人にとって、この熾烈な情報戦に勝ち続けることは、かなり困難なことだと思われます。
ですので、勝っている人は、たったの5%しかいないのです。
ですが、あきらめてはいけません。
ここに、勝つためのヒントがあります。
「ファンダメンタルズ情報を捨てたら」どうなるでしょうか?
少なくても、情報を捨てた瞬間に、多数の人とは違う「少数派」に入ることができます。
それでは、いわゆるファンダメンタルズ情報を使わない手法とは、何でしょうか。
それは、株価の値動きを使う手法です。
これを、テクニカルといいます。
もちろん、テクニカル手法を使っている人はたくさんいます。
為替の世界では、テクニカルの方が多数といっても過言ではないでしょう。
しかし、少なくても、テクニカルを使っている人の割合は、為替の世界に比べて、株の世界においては、遥かに少ないはずです。
ですので、この株の世界においては少数派に属するテクニカルを徹底して研究することが、負ける95%より、勝てる5%に入る可能性を高めることができるのではないでしょうか。
というわけで、ポイントの1つ目は、「ファンダメンタルズよりテクニカル」ということです。
では、テクニカルを使うだけで、本当に勝てるのでしょうか?
もちろん、そう簡単ではありません。
次回、テクニカルを使うことに加えて、もう一つの柱となる考え方を、説明致します。