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投資初心者から頂いた質問に答える、ヘッジファンドの「地道な」投資の知識と考え方

第8回 経済指標の見方

【質問へ回答:経済指標の見方とは?】

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サラリーマンのAさんより:

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世間の注目度も大きく、ニュースサイトに取り上げられることも多いため、経済指標の見方への質問は非常に多いです。

 

ここではまず、個別の指標の細かい見方よりも、経済指標発表に際しどういう戦「略」で臨むべきなのか、その大前提をお話しましょう。

細かい個別の戦「術」は、その後でいいのです。

 

ここでは、最も注目度の高い経済指標の一つである、雇用統計を例にとってお話します。

 

雇用統計に対し、どういう戦略で臨むべきなのか。

ただ単に注目度が高い、値動きが大きい、という捉え方だけでは、戦略を導くことはできません。

雇用統計というものを、どういう「切り口」で捉えるか、によって決まります。

 

その最初の一歩として、テクニカルで勝つとはでお話した切り口を用いるのは、どうでしょうか。

テクニカルの代表的な手法である移動平均を用いる際に、最も重要な考え方は、

・シンプルな手法であるが故に

・多くの人がほとんど同じタイミングで売り買いをする可能性が高く

・勝敗の差はスピードで付く側面がある

でした。

それ以外にもいくつか重要な考え方がありましたので、まだお読みで無い方、一度読んだけどお忘れの方は、テクニカルで勝つとはをもう一度ご覧になって頂ければと思います。

 

この考え方を、雇用統計に適用すると、どうでしょう。

雇用統計の発表の前後は、数ある経済指標の中で、最もスピードが速い期間です。

それ故に、もしあなたの戦略がスピードに影響を受ける戦略であるならば、雇用統計のときは、あなたの戦略の精度が落ちる可能性が十分に考えられます。

 

だとすると、どんな方法が考えられるでしょうか。

まず雇用統計のときだけトレードをしない、という戦略が浮かびます。

これは消極的に聞こえますが、

・自分の戦略がスピードに依存しており

・自分のスピードには限界がある

という自分の本質を十分に踏まえ、実際の行動に移しているという意味で、極めて有効な戦略です。

もっと言えば、少なくても初心者のうちは、単に損失を抑えるだけでなく、「コツコツ儲けてドカンと損する」のドカンを回避するという意味で、最適な戦略と言えるかもしれないと、私は考えます。

 

もう少し積極的に、利益を狙いに行くとすると、どんな戦略がありえるでしょうか。

まず、雇用統計の前後だけに特化した戦略を作る、というのは自然な考え方でしょう。

では、その際のポイントはどんなところにありそうでしょうか。

 

まず、スピードが速い期間ですので、そのスピードで上回るというやり方。

これは王道ですが、おそらく、最も競争が激しいフィールドです。

 

次に、スピードに影響を受けにくい方法を作るというやり方。

おそらくほとんどの方にとっては、これが本命でしょう。

だとすると、どんな材料を使って戦略を作ればいいでしょうか?

このアプローチで深掘りして行けば、少なくても、通常の方法よりも勝率の高い戦略を作ることが可能です。

 

答えはありませんし、仮にあったとしてもそれを直接お答えすることはできませんが、そのためのヒントが、このサイトにはたくさんありますので、是非活用して頂ければと思います。

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